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漢方薬は痛風に効く?効果がある漢方薬と注意点まとめ

カルテと聴診器

古来中国では漢方によって数々の病気が治るとされ、実際に効果のある漢方がいくつも出回っています。今回はそんな漢方から痛風に効果的とされるものをまとめ、注意点と共にご紹介していきましょう。

柴苓湯で尿酸を排出

柴苓湯(さいれいとう)は尿酸を排出する尿への効果が強い漢方です。というのも、尿酸というのは本来、体内で適切な量に保たれるものであり、尿を排泄することで調整します。

しかし、尿酸値が高い人は何らかの異常があり、尿を上手く排泄することが出来ない状態です。尿で尿酸が調節できないということは、体内の尿酸が減ることなく増え続けていくので、尿酸値が高くなるのは必然と言えるでしょう。

柴苓湯には体内の水分循環をサポートする力があり、簡単に言えば尿を出しやすい環境を作り上げてくれます。そのため、柴苓湯を服用することでトイレが近くなりますが、これは尿酸を正常に排出できている証拠なのです。そして、尿酸が減っていけば確実に痛風も改善していきます。

そんな柴苓湯にはむくみを発生させたり、血圧が上がってしまう副作用があります。ですので、服用し続けて常にむくんでしまったり、高血圧と診断されるようなことがあれば、すぐに服用を中止しましょう。

大柴胡湯が痛風を予防改善

大柴胡湯(だいさいことう)は痛風の痛みを和らげてくれる効果の強い漢方です。また、痛風の悪化の原因となる肥満を防いでくれる効果もあり、脂肪が体につきにくくなります。これに加えて痛風で発生した炎症を鎮めてくれるので、大柴胡湯を飲むだけで痛み改善、痛風予防、痛風治療の3つの効果が受けられるというわけです。

痛風とは別に肝臓や胃腸の回復効果も持っており、体内環境をトータルで改善することが期待されます。頭痛や喉の痛みまで改善してくれるうえ、今のところ重度の副作用は見られていないので、気軽に飲んでおくだけでも損はありません。

防風通聖散が痛風対策

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は最近になって痛風の治療に使われるようになった漢方なので、その効果は高めだと思っていいでしょう。先ほども話した痛風を悪化させかねない肥満を予防してくれる他にも、動悸や肩こり、むくみまで様々な予防をしてくれるありがたい漢方です。

水分循環を改善し、不要な水分を取り除く作用もあるとされ、痛風の原因である尿酸対策にもぴったり。血流改善効果もあるので、尿酸値上昇からの動脈硬化のリスクも低くしてくれるでしょう。

ただし、血管や心臓に大きな負担をかけてしまうこともあるので、高血圧であったり、心臓に病気を持っている人は少しずつ服用するようにし、悪影響が現れないか見守る必要があります。

半夏瀉心湯も痛風に効果的

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)は、もともと吐き気などの症状に使われている漢方薬なのですが、猪苓湯、十味敗毒湯と組み合わせることで痛風対策があるとされています。これらの組み合わせによって、尿酸を排出する尿の量を適切に保ち、同時に痛風の腫れをひかせて痛みも緩和してくれるのです。ただ、柴苓湯と同じでむくみや血圧上昇の可能性があるので、服用する際には十分な注意が必要になります。

医師への相談も重要

漢方はあくまでも薬であり、これだけで痛風を完治しようというのは無理な話です。効果はかなり強く、確実に痛風の痛みを和らげてくれますが、副作用が強いものが多いのも事実。服用する際には先に医師にしっかり相談しておくのが無難です。

また、漢方を服用しつつ、他の方法での痛風改善も図っていくとさらに効果的でしょう。たとえば食生活の中にレモンや黒酢を取り入れて尿酸値を下げたり、痛風にならないようアルコールを控えることも重要です。

効果的な漢方の飲み方について知る

ご紹介してきた漢方は、漢方を取り扱っている薬局などで手に入れることが出来ます。しかしこの場合保険などがきかないことがほとんどであるため、やや高額になってしまうというデメリットがあります。

できれば漢方を処方してくれる病院を探してそちらへ通うこと。それによって保険がきくようになりますので、自分で買いにいくよりも金銭的負担を軽くすることが出来ます。また、漢方に対しての知識をもっている医師の方が色々と相談しやすいというメリットもありますので、まずはそういった病院を探してみることをおすすめします。

さらに、漢方はただ何となく飲むのではなくいくつかのことに気をつけて飲むことでより得られる効果を期待することが出来ます。すべてを完璧に守らなければならない、ということはありませんが、できることはぜひ取り入れてみてください。

漢方は空腹時に飲むのがおすすめです

一般的な西洋医学において処方される薬は、食後に飲むよう指示されることが多いでしょう。漢方の場合は食前(食事の30分前)や食間(食後2時間)に飲むことが推奨されています。明確にこれをきっちりではありませんが、大体この時間を目安にするといいでしょう。

基本的には「空腹時」に飲むことが漢方はおすすめです。生薬の吸収をよりよくするためにというのが理由ですが、意識するだけでもかなり変わってくるはずです。

できれば白湯で飲むようにしましょう

漢方薬は水か白湯で飲むことがおすすめされています。水でも構わないのですが、冬場など冷たい水は胃腸を刺激してしまうことがあります。また、漢方の飲み方のひとつとして「味わう」というのも推奨されています。

苦味や生薬の味をじっくり感じることもコツになっていますので、できれば白湯でゆっくりと口のなかで溶かしながら飲むといいでしょう。漢方薬によってはお湯に溶かして飲むほうが効果的なものもありますので、そちらもよければ試してみてください。

漢方薬はからだに負担がかかりにくいとも言われていますが、すべての方に合うかというとそれはわかりません。まずは処方してもらって飲んでみること、その効果を感じられるまでには少々時間がかかるかもしれませんが、試してみる価値は有るでしょう。

自分の体にとって何が必要かを見極めるのは医師ですが、最終的に決めるのは自分自身です。是非さまざまな対策の中のひとつとして候補にいれてみてください。

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