トマトで痛風になるって本当?気になる尿酸値とトマトの関係について

ダイエットに美容にとおすすめな「トマト」が痛風の原因に?
健康特集番組でもおなじみの食材のひとつが「トマト」です。ジュースにしたりゼリーにしたり、様々なアレンジ方法もあるため多くの方に重宝されるまさにアイドル的存在でもあります。
そんな非の打ち所がないトマトですが、実は痛風にとっては天敵となる可能性があることをご存知でしょうか。実際に、トマトを食べ続けることで痛風が悪化してしまったという研究データは存在しているのです。ただ現在の研究ではまだそこまで詳しく解明されていません。
あくまでも実験の段階で、魚介類や肉などと同様に血中尿酸値に変化を起こしているということが分かっているのが現状です。今後の研究でさらに分かってくることも多いのですが、トマトを食べることが痛風とまったく無関係であるとは今言い切れないのが結論でしょう。
ひとつのものだけを食べ続けない
しかしトマトが持つリコピンなど栄養は豊富で魅力的です。ですからトマトを絶対食べないようにしよう、というのではなく、トマトを含めて色んな野菜や食材を食べるようにすることが大切です。トマトだけを食べてダイエット、のような偏ったスタイルをとるのではなく、色んな種類のものを摂取するようにしましょう。
痛風が意外なものと関係している、ということは決して珍しくありません。どんなふうにしていけば予防することが出来るか、また改善することが出来るのか。常にそう言う意識を持つことも大切です。
大切なのは食事のバランスです
以上のことから、痛風になることをおそれて必要以上にトマトをはじめ、痛風によくないとされる食べ物を極端に避けてしまうという考えをお持ちの方。それは今すぐ捨てるべき考えです。
確かに、痛風にならないために食事を工夫することは大切なことです。しかしすべてのものを排除するような方法や、偏ったメニューになってしまうぐらいであれば「トマトで痛風になる」という情報は頭から一度追い出してしまった方がいいでしょう。それはそれ、というあくまでもひとつの仮説に留めておけないのであればそれはあなたにとって必要な情報ではない可能性が高いです。
サラダに添えられたトマト、たった1〜2切れのトマトを食べたからといって今すぐどうなるでしょうか?それを仮に毎日食べ続けたからといって痛風が悪化するでしょうか?その可能性は決して高くないはずです。むしろ、食事のたびにその考えがよぎる方がイライラしてしまったり神経をすり減らしてしまうはずです。
つまりは気にしすぎないこと。これに限ります。もちろん気をつけるにこしたことはありませんが、あくまでもそういった可能性もあるという程度に留めておく方が気持ちも安心するのではないでしょうか。