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どうして高くなるの?尿酸値が上昇する仕組みについて

考え込むサラリーマン

尿酸値が高くなる理由を知っていますか、と聞かれて即答出来る人は、そういないでしょう。しかし、尿酸値を下げる際に、尿酸値の仕組みを知っておくか、知らないかではモチベーションが違うというもの。ここでひとつ、尿酸値が上昇する仕組みを知っておき、それから尿酸値を下げ始めてはどうでしょうか。

尿酸値が上昇する仕組み

尿酸値が上昇する仕組みを知る前に、少しイメージしやすいように、お腹のあたりに尿酸プールというものが存在していることを覚えておきましょう。これは総容量がたったの1gという小さなプールなのですが、これには常に体内で作られた尿酸が運ばれることになっています。同時にプールからは常に尿酸の排出もおこなわれており、正常な体内環境であれば尿酸プールは一定量に保たれており、血液中の尿酸値も高くなることはありません。

しかし、尿酸プールに運ばれてくる尿酸の量が多すぎて排出が間に合わなかったり、逆に送られてくる量は正常でも、排出する方が上手くいかなかったりというようなことが起きれば、当然尿酸プールの量はみるみる増加していきます。

尿酸プールの量が多くなるということは、それだけ体内には尿酸がとどまっているということ。これによって尿酸値が高くなってしまうのです。ちなみに、尿酸の生産量が異常な人を尿酸産生過剰型、尿酸を排出できない人を尿酸排泄低下型、これらが混ざった人を混合型と呼んでいます。

尿酸プールのバランスが崩れて尿酸値が上昇すると、健康診断で注意されるだけでなく、腎不全や動脈硬化、脳梗塞といった死に繋がる病気の危険性も高く
なるので、自分のためだと思って対策をする必要があるでしょう。

尿酸プールは暴飲暴食で増える!

では、尿酸値が上がってしまう根本的原因、尿酸プールの量が増えてしまう理由はなんなのでしょう。これには様々な理由が考えられるのですが、おそらく一番多いのは暴飲暴食と見て間違いないでしょう。

たとえば、会社帰りは毎日のようにストレス発散にヤケ飲みやヤケ食いをしていませんか。こういった暴飲暴食は体内の尿酸を過剰に生成したり、尿酸の排泄低下に繋がるのです。特に注意しなくてはいけないのが、とりあえずで頼んでしまうビールです。何故かといえばビールには非常に多くのプリン体が含まれているため。プリン体というのは体内で生成されることもある物質で、尿酸というのはこのプリン体が分解された際に生まれる残りカスなのです。

そのため、ビールを毎日、何杯も飲んでいると体内ではプリン体が大量発生。それを分解する過程で生まれる尿酸も必然的に多くなり、プールからの排泄が間に合わなくなります。ビールでなくともアルコールには、尿酸の生産を促してしまう効果がありますので、尿酸値が気になる方は少し控えるようにしておきましょう。

激しい運動がプールを溢れさせる

自分によかれと思って、毎日激しい運動をしている人は尿酸プールの量が増えてしまいがちです。というのも、激しい筋トレやスポーツをすることで尿酸の生成が盛んになることが分かっています。ですので、あまりにも体を動かしすぎると尿酸プールに送られる尿酸の量が増え排泄が間に合わなくなるのです。それに加えて体が疲労すると体内では乳酸が分泌されます。

この乳酸には尿によって尿酸が排泄されるのを妨害する効果があるので、ただでさえ運動によって大量に溜まっている尿酸の排泄までも遅れてしまい、さながら尿酸プールが溢れてしまうのです。

そうなれば、当然血液中の尿酸は過剰になり、尿酸値の上昇に繋がります。激しい運動が絶対にダメということではないのですが、あまりにも無理な運動は避け、ほどほどのところで休息するようにしましょう。ちなみに、適切な運動量であれば、逆に尿酸値を下げることが可能です。

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