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内臓脂肪が尿酸に影響する?尿酸値と中性脂肪の関係

お腹の脂肪に悩む男女の人形

健康診断で尿酸値が高いですよ、と言われると同時に、内臓脂肪や中性脂肪にも注意してください、と言われたことはありませんか。これらの数値が同時に上がるのは偶然では無く必然。何故なら2つの要素には強い関係性があるからです。今回は脂肪と尿酸値の密接な関わりについてお話しましょう。

中性脂肪が尿酸を増やす?

尿酸値が高いと言われてしまう原因。それは体内の尿酸が多いせいです。では、尿酸が多いのは何故かと言われると、これは中性脂肪の仕業と答えざるえません。というのも、中性脂肪が増えることで体内では遊離脂肪酸という物質が大量に分泌されます。

この遊離脂肪酸は血液によって肝臓まで運ばれていき、厄介なことにプリン体の代謝を促進してしまうのです。すると、プリン体の代謝をする際に余ってしまう尿酸が体内に溢れ、血中の尿酸を増やしてしまいます。これには内臓脂肪も大きく関係しているとされており、内臓脂肪が増えることでも遊離脂肪酸の分泌は盛んになるようです。

さらに、中性脂肪が蓄積すると血糖値を下げる効果をもつインスリンが効きにくくなります。このインスリンというのは腎臓の働きをサポートする役割を持っており、時には尿酸を尿に混ぜて排泄するのも助けてくれるのです。

しかし、脂肪によってインスリンの効きが悪くなってしまうと、徐々に尿に混ざって排泄されるべき尿酸の排出が追いつかなくなり、体内の尿酸値を上げてしまうことになります。しかもインスリンが効かないことで体内の塩分の排出もおろそかになり、血圧まで上昇させる恐れがあるでしょう。

メタボからの尿酸値上昇

中性脂肪やの蓄積で何が怖いかといえば、メタボリックシンドローム、通称メタボでしょう。このメタボが進行することで尿酸値も上昇することが分かっており、最終的には尿酸値が異常になり、高尿酸血症に発展すると言われています。実際に高尿酸血症を抱えている人の7割はメタボであり、脂肪が蓄積するほどに高尿酸血症のリスクが高まると考えておいて良いでしょう。

高尿酸血症というのは尿酸値が一定値を超えることで発症するもの。痛風や尿路結石だけでなく、心筋梗塞による死のリスクも持っている恐ろしい病気なのです。脂肪の蓄積からくるメタボは体に良いものではありません。

なるべく早めにメタボを解消しておかなければ、すぐに尿酸値が上昇してしまうだけでなく、脂肪による動脈硬化を招く恐れもあるでしょう。自分がメタボなのかどうか分からないという人は、最近は簡単に検査してくれるので、尿酸値と共に調べてもらうと自分がとるべき行動が分かります。

尿酸値を減らすには肥満を解消

中性脂肪や内臓脂肪によって尿酸値が高くなっている人は、まず肥満を解消していくことが大切です。尿酸値だけ減らすことも重要ではありますが、やはり脂肪が多い状態が続けば、せっかく減らした尿酸値もすぐに高くなってしまいます。

逆に脂肪を減らしておけば肥満を解消することができ、同時に尿酸値も下げられるでしょう。これは実際にデータもあり、脂肪を減らすことが尿酸値も下げることに繋がると分かっています。

では、脂肪を減らすにはどうするかといえば、最適なのは適度な運動でしょう。軽いジョギング等は蓄積された脂肪を燃焼していき、体型を正常に戻すと同時に尿酸値も正常な数値に調整してくれます。ただ、張り切りすぎるのはダメです。

変な話ですが、激しい運動はエネルギーを消費しすぎてしまうため、ATPと呼ばれる物質の分解が盛んになり、尿酸を増やすことになります。とにかく重要なのは軽く運動するということ。これと同時に脂肪燃焼と尿酸値減少効果を同時に持った黒酢サプリを服用するのもおすすめです。

尿酸値へのアプローチは体のためのアプローチ

内臓脂肪と尿酸値の関係はある意味切り離すことが出来ないものです。だからこそ、両面へアプローチしていくことがからだのためにできること、それは何があるのかまずは一つずつ考えてみましょう。

先ほどご紹介したように適度な運動は、やはり必要になります。現代人の多くは運動不足を抱えているというデータがあるように、なかなか運動を習慣として取り入れられない方は少なくありません。

忙しい毎日のなかで「この時間だけ運動する」とできるだけスケジュールのなかに組み込んでほしいところですが、どうしても難しいと感じる場合は通勤を運動の時間として割り当ててみてはいかがでしょうか。

たとえばバスや電車など一駅もしくは二駅分をウォーキングにしてみる、このようにやや強制的にそうせざるを得ない状況をつくるのもおすすめです。出勤時に確保することが難しければせめて退勤時だけでもやってみてはいかがでしょう。

その際は帰りに動きやすい靴、スニーカーなどを用意しておくと足を痛める心配が少なくなります。もちろん無理をする必要はありませんが少しだけ歩くだけでも効果は実感しやすくなるのではないでしょうか。

毎日の食事もより意識したものを

また、運動だけでなくもっとも重要なものとしてあげられるのが食事の改善です。普段食べているものは必ずといっていいほど体をつくります。脂っこいものばかり食べても体は太っていない、という方もそれは見た目だけの話であって内臓脂肪など、見えない部分に脂肪がついている可能性大。

人間の体は見えている部分だけが肉体ではないのです。むしろ見えない部分に問題が発生しやすいのだからこそ、より食事は意識してとるべきなのです。とくに脂っこい食事は脂肪と直結しやすいのですが、他にも甘いものも要注意。

糖質が高いものは不要になった分はそのまま脂肪へと変化しやすいため、甘いものがお好きな方も注意が必要です。絶対に食べてはいけないというわけではなく、食べる量を調節していくこと。意識的に減らしていくことが大切です。

食事も運動もすべては毎日の積み重ねになります。その積み重ねをきちんとできているかどうかで数ヶ月後の結果は変わってくるでしょう。まずはせめてどちらかからでも、自分がやりやすいと思ったものから始めてください。一日でも早く始めるほうがおすすめ。その際は挫折するようなハードなものは避けてくださいね。

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