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どうして痛風になるの?痛風の発作が起こるメカニズムについて

どうして痛風になるの?痛風の発作が起こるメカニズムについて

「痛風」のメカニズムについてあなたは知っていますか?

風が吹いても痛みがある、そのように言われるほど激しい痛みが伴うのが「痛風」の特徴です。若い頃はあまり意識する症状ではありませんが、中高年にさしかかる頃あたりから気になる方も多いでしょう。実際発症する方の多くが中高年かつ男性であること、が特徴として挙げられます。しかし油断してはいけません。最近では若い方や女性にも、この痛風を発症する方が増えてきているのです。

そもそも痛風というのはどういった仕組みで起こるのでしょうか?何となく聞いたことはあるけれど具体的には知らない、という方のために痛風について少し詳しくお話ししていきましょう。まず痛風というものは何が原因で起こるのか、それは血液中の尿酸値が高くなることで起きるものです。昔の日本は和食が中心でカロリーや脂肪などをあまり気にする必要もなく、かつてはこの痛風も贅沢な肉ばかりを食べている人のみがなる「贅沢病」などと言われていたこともありました。現在は洋食も増え、カロリーも高めの食事が普通になってきたので、決して贅沢ばかりしているからなるものではない、という認識になっています。

普通、尿酸というのは誰の体の中にも存在しているものです。正常な場合は抗酸化物質として働き、その役目を終えれば尿などと一緒に外へ排出されていきます。ですから一定の量であれば何ら体に支障を与えることはないのです。ところがこの尿酸が基準値を超えて増えていくと、排出しきれず体の中に留まっていきます。その留まった尿酸はやがて蓄積され、尿酸の結晶として関節に沈着するようになるのです。

痛みはある日突然やってくるんです

結晶化した尿酸から体を守ろうと、今度は白血球が働き始めます。白血球は尿酸結晶を攻撃していきますが、その過程で死滅した白血球などは血管や神経に損傷を与えてしまいます。すると炎症を起こしてしまい、強い痛みを発生させるのです。そう、これこそが痛風発作と呼ばれるもので、前触れもなくある日突然激しい痛みを起こすことが特徴として挙げられます。痛風が厄介といわれる理由は、この突然やってくる痛みと自覚症状がないという点。人間何かが起きていなければなかなか予防しよう、という方向には向けないものです。

先ほども少し触れていたように、本来は代謝も低下してくる中高年が発症しやすいものでしたが、最近は20代でも発症する方が増えてきています。食生活の変化などが理由として挙げられますが、若いから必ず安心というわけではありません。尿酸を生成するきっかけとなる「プリン体」を多く含むものをしょっちゅう口にしているとリスクはかなり上がっていきます。ただ、プリン体を含んでいるものだけが全ての原因ではありませんので、食べるものを極端に制限する必要はありません。たとえばアルコールは適量にしておく、バランスの良い食事を心がけるようにする、というだけでもかなり変わってくるでしょう。

肥満やあらゆるものがきっかけとなることも

また、肥満であることも痛風とは密接な関係にあるともいわれています。中性脂肪と尿酸値は、大体セットで数値が高いという指摘もあるため、肥満傾向にある方は注意が必要です。痛風を予防するためにはまず日々の生活習慣を見直すこと。食事もそうですが、適度な運動を取り入れるようにする、ストレスをためないようにするなど基本的な行動を少しずつ改善させていくことが大切です。今まで健康に過ごしてきたんだから痛風なんて大丈夫、という慢心が一番危険です。贅沢病と呼ばれたのはもう昔のこと。現代の気をつけたい病気のなかでも、痛風は上位に入るといって間違いないでしょう。

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