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尿酸値ってなに?尿酸値の基準値を正しく理解する

顎に手を当てて考えているサラリーマン

痛風と深く関わる尿酸値は、体にどんな影響を及ぼすのか

ある日突然、足の指の付け根が激しく痛んで動くことができない。それほど激しい痛みを伴う発作が起こるのが、今現代人の多くを悩ませている「痛風」の症状の一つです。赤く腫れ上がることもあり、その痛みは実際に感じたことがある方にしか分からない強い痛みで、とても立っていられないほどです。

痛風は特に自覚症状がないまま、突然その症状を訴えることがほとんどです。何かしら前兆があればその時点で対処できるのですが、ほとんどの方はある日突然訪れる激しい痛みに襲われます。この痛みの原因となっているのが「尿酸」です。

尿酸というのは痛風の症状を訴える方だけに存在している物質ではなく、人間の体内に常に存在しているもののひとつです。生命を維持するために代謝が行われ、その際にできるいわゆるエネルギーの燃えカスが尿酸ですが、尿酸自体に抗酸化作用が含まれていることも近年研究によってわかってきています。

体にとって悪い働きばかりを起こすわけではないのですが、この尿酸が多くなると「尿酸値が高い状態」となってしまい、痛風の症状を引き起こす原因を作り出してしまいます。通常であればこの尿酸は一定量を保つことで健康維持にも役立ちますが、それを自身でコントロールすることは簡単なことではありません。尿酸に対して、一体どのように向き合っていけばいいのでしょうか。

尿酸が高くなると体の中で「守る」働きが作用する

尿酸値が高くなると、血液中に溶けきれない尿酸が残った状態になります。するとその不要になった尿酸は体外に排出されずに、体内で結晶化してしまいます。結晶化すると関節に沈着していくのですが、それが何らかのきっかけで突然剥がれ落ちていき、剥がれ落ちたものを白血球が異物とみなします。

すると白血球は体を守るために働きかけ、それが関節に炎症を起こす事態に繋がっていくのです。痛風の強い痛みは体を守るために起こった作用ですが、悠長なことを言っていられるほど余裕のある痛みではありません。その名の通り「風が吹いても痛い」ほど激しい痛みなのです。

つまり尿酸値が高い状態を維持してしまうと痛風の発作が起こるのですが、尿酸値を高いというのはどれぐらいのことを言うのか疑問に思っている方も多いでしょう。自分の尿酸値を知るためにはまず血液検査を受ける必要がありますが、結果がある場合は尿酸値と表記されているところをチェックしましょう。

その数値が男性の場合は4.0~6.5mg/dL、女性の場合は3.0~5.0mg/dLなら一般的に基準値内である、と言われています。これが男女ともに数値が7.0mg/dLを超えると異常とみなされます。

この時点ですぐに痛風の発作が出るというわけではありませんが、この状態を長く維持し続ければ痛風を発症する確率は非常に高くなると言っていいでしょう。尿酸値は高いけれど痛みがないから安心、と思っている方は注意が必要です。気づいた時点で尿酸値を下げる努力をしなければ、ある日突然激しい痛みに襲われるなんてこともありえるのです。

尿酸値を下げるためには日々の努力が大切

尿酸値を下げるにはやはり毎日の食生活の見直しなど基本的なことが大切になります。できるだけ尿酸値を上げる食材をとらないようにする、尿酸値を下げる食材を積極的に食べるようにするなど、自分が始められることからやってみましょう。

アルコールも尿酸を作り出す原因となりますので、毎日お酒ばかりを飲まずに適量を守り、たまには休肝日を設けることで体を休める必要があります。まずは尿酸を増やさない生活にしていくこと、バランスの良い食事を心がけて健康を維持していくことを目標にやってみましょう。

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